大聖堂をフレスコ画で埋め尽くす!

今回のクレモナは大聖堂をじっくり見つめる旅でした。

もちろんオンラインですが、オンラインでこその細かなところまで見ることができました。

この大聖堂はクラウディオモンテベルディをはじめとして音楽にとても関係のある教会で、フレスコ画で埋め尽くされています。

大理石が取れるわけでもないクレモナで、大聖堂を立派にするための取り組みとしてフレスコ画で埋め尽くそうという取り組みがされたそうです。ほぼ誰も見えないだろうという位置にまで装飾が施されている(しかもとても重要な「受胎告知」のシーンまで!)という徹底ぶり。

それにしても受胎告知を受けながら、随分と冷静なマリア様ですね

天井の上の方の三角の中まで描かれています

教会の絵画やステンドグラスは読み書きができない人にも、キリストの教えが分かるように描かれている。とのことですが、

クレモナの宗教と共に育まれた美しいフレスコ画・そして共に成長していく音楽。今も守り続けてられ、残る当時のフレスコ画を見ていると、この地でヴァイオリン製作が盛んになり、今も≪ヴァイオリンの聖地≫と言われ続けられていることに納得です。たった2泊だったとはいえ、クレモナの地に立って自然に触れられたことは、自分の体に感覚が残っています。そして、zoomでつながって自分が歩いたところを見て、追体験。ますますヴァイオリンが大好きになります。

世界に名だたるヴァイオリンが生まれた背景を探る旅はまだまだ続きます。

次のクレモナ紀行を楽しみにしています。

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