ヴァイオリンの街、クレモナをつくった背景

再びクレモナを訪れてきました。

この最高の景色はクレモナのトラッツォ(時計塔)のてっぺんから見下ろした風景です。

新型コロナウィルスの影響でまだまだ移動の帰省されるなかのこと、もちろん今回もオンラインです。

今回も現地ガイドのEmiko Yasuda(安田惠美子)さんにご案内いただきました。

クレモナをヴァイオリンの街にした背景はなんなのかというEmikoさんの考察のもと、クレモナの象徴、トラッツォの中をご案内いただきました。

トラッツォの中は丸みをおびたデザインがとても印象的です。天井のアーチは風通しをよくすることで建物を長持ちさせるための構造だそうです。

他にもレンガとレンガの間に組み込まれたS字型の鉄や、壁に塗り込まれた砂など複数の材質など「長持ちさせるための工夫」は尽きません。

目に見えないところにまで施された細工は、まさにヴァイオリンに通じる発想ですね。

クレモナといってまずでてくる名前は「ストラディバリ」だと思いますが、建築や天文学の分野でもとても著名な人々を生んだ街だったそうです。

その中でも、ジャネロ・トリアーニ(Gianello Torriani)さんという建築家は、かのレオナルド・ダ・ヴィンチにも並ぶ発明家といわれたとのこと。残念ながらトリアーニさんは、当時クレモナを支配していたスペインに連れて行かれ、クレモナに帰ることなくスペインで没したそうです。

Janello Torriani, noto anche come Juanelo Turriano o Gianello Torriani o Torresani (Cremona1500 circa – Toledo13 giugno 1585), è stato un orologiaiomatematico e inventore italiano naturalizzato spagnolo.

Wikipedia https://it.wikipedia.org/wiki/Gianello_Torriani

(イタリア語はよく分かりませんが、クレモナに生まれトレドで亡くなられたということだけ読み取れました。)

オーストリアやスペインとさまざまな国に占領された歴史をもつクレモナ。

本当にストラディバリ一族が他国に連れて行かれていなくてよかったです。

レンガの色はグァルネリの赤いチェロを思わせる赤。

そのチェロも今、クレモナのヴァイオリン博物館にいるそうです。

いつかまた現地を訪れることができますように。

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