京響のニューイヤーコンサート
恒例のウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートは元旦に行われますが、京都市交響楽団のニューイヤーコンサートは『京都は奥ゆかしく少し落ち着いてから・・・』(指揮者の大友直人氏談)ということで、『お弾きぞめ』を終えてから京都コンサートホールに出かけてきました。
今年は、ほぼ満席。舞台上の女性演奏者はドレスアップ。中には着物をお召しになってヴァイオリンを弾かれている方もいらして、新年にふさわしい華やかな舞台でした。ウィーンフィルを意識した曲だったり、市原愛さんのステキな歌声(イタリアオペラ)など、聴きなじみのある曲で、ホール全体が和やかな雰囲気に包まれていました。ウィーンの想い出に浸ったり、演奏したことのある曲はその時のようすを思い出したり、と楽しいひと時でした。
アンコールはお馴染みの『ラデッキー行進曲』観客は『ブラボー!』の掛け声は禁止されているため、ここぞとばかりに手拍子に力が入ります。指揮者の合図に合わせて、大きくなったり小さくなったり、この一体感は生の演奏会でこその醍醐味。
軒並み演奏会が中止になり、やっとできるようになっても無観客、ネット配信。有観客になっても人数制限があったり自粛したりで、拍手もまばら。
久しぶりに、こんなに一体感を感じられたことが嬉しくて、思わず涙が滲みました。生徒さんにも、こんな生の感動をたくさん味わってほしいものです。
オミクロンやこれからも出てくるだろう新種株が心配ではありますが、音楽活動が続けていけるように願うばかりです。