指導理念
音楽を感じ、また楽しみながら、ゆっくりと着実に基礎力が身に付けられるよう心がけます。
リズム・ドレミをしっかり読み取って演奏できるように、ソルフェージュ力を高めることを目指します。
演奏に取り組む身体の仕組み、演奏する楽器の仕組みを知って、無理なく美しい音を出すことを
目指します。
漠然と楽器に触れるのではなく、最初から「なぜ?」「どうすればいいの?」を考えながらレッスンに取り組み、おかしな癖がつかないよう、レッスンの質を高めます。
アンサンブルに取り組むことで、周りの音を聞き、周りに合わせて演奏する力を身に付け、仲間と一緒に音楽を楽しむ心を育てます。また、様々な楽器に触れることで、音楽の幅を広げることを目指します。
「なぜ?」という疑問を「どうすれば解決できるのか」を、音楽を材料に考えていきます。音楽学習を通して、自立した人間性の獲得を目指します。
レッスン紹介
ピアノ
まずはピアノと仲良くなること。指先の重みを鍵盤に伝え、いろいろなタッチを指先で感じ、リズムを刻んでいく。
早い段階から、鍵盤の端から端までを使って、色々な音を楽しんでいきます。年齢や興味に合わせてプリントを使いながらレッスンを進めます。一つの単元を終えると、シールがもらえ、練習をすればするほど、シールやプリントが貯まっていきます。レッスンする曲を選び、がんばりを見える形にすることで、練習意欲を高めていきます。
楽譜を読むのはト音記号・ヘ音記号がそろった大譜表を使い、中央《ど》の音からはじめます。楽譜の仕組みや決まり、いろいろな記号、作曲家のことなども、少しずつ覚えていきます。わからないことを自分で調べて、将来の自立に向けたレッスンを行います。
たくさん弾くことも大事ですが、ただ何度も繰り返すだけでは意味がありません。ゆっくりと丁寧に、「どうすればよいのか」を一緒に考えながらレッスンを進め、基礎力を高めます。そうすれば、気がつくと、どんどん自分で弾けるようになっています。
ピアノは大人サイズの楽器なので、特に小さなお子さまには、身体に無理な負担がかからないように注意します。
ヴァイオリン
ヴァイオリンは一人でじっくり演奏することも、数人で集まってアンサンブルもできる、幅広い音楽の喜びが得られる楽器です。ただ、音を出すことはピアノのように簡単ではありません。楽器の持ち方、弓と絃の擦り合わせ。曲を演奏するには、音を合わせて、左手で音程を作り・・・と、とにかく大変です。ですが、一旦身に付けば身体の一部のようになって、自由で奥の深い表現ができるようになります。
一筋縄ではいかないヴァイオリンは、レッスンの最初でつまずいて諦める人が多いのも事実です。そこで、最初のステップを、楽しみながらクリアできるように考えて進めます。
自分で音程を作る楽器だからこそ、最初から二重奏で響きを楽しむレッスンを行っています。「気持ちの良い音」「気持ちの良い響き」を目指します。
ふれあい親子レッスン
つい「早くしなさい!」「ちゃんとやりなさい!」と、口をついて出るのは小言ばかり。あるいは日々の忙しさから、子どもとのふれあいの時間が取れない。そんな日常から少し離れて、ピアノやヴァイオリンの練習に、親子で取り組んでみませんか? たとえば、
♪お子さまを膝に抱いて、歌いながらピアノを弾く。
♪楽器の音色を通して、親子でおしゃべりの時間。
♪一台のピアノの連弾・二重奏で、気持ちを通い合わせる。
お子さまの年齢やレヴェルに合わせてレッスンを進めます。これまで楽器演奏未経験、憧れていたものの習えなかったという保護者様も、お子さまと一緒にスタートできます。ご希望に合わせたテキスト作りもいたします。
「怒ることが減り、親子関係がよくなりました」「家族で楽器を楽しむことができるようになりました」「子育て相談ができ、不安が減りました」など、ご好評いただいているレッスン。
おとなのためのレッスン
音楽に興味をお持ちの、大人の方向けのレッスンです。
「子供の頃、習っていました」という方や、「初めてで、楽譜はまったく読めません」という方など、音楽経験は様々であっても、これまでに多くの人生経験を重ねておられます。普段の生活が音楽とは無縁であったとしても、日常のいろいろな場面で、きっとピアノやヴァイオリンを演奏するのに応用できる身体の使い方をされているはずです。自然と身についているものを使い、音楽を聞いたり、調べたりして、練習の効果を上げることができます。
仕事や家事の都合で思うように時間が取れないかも知れませんが、「この曲が弾けるようになりたいです」などのご希望をお聞かせ下さい。目標や生活サイクルに合わせて、無理なく音楽が楽しめるよう、レッスンを組み立てます。
指導者のためのレッスン
幼稚園・保育園・小学校の先生方向けに、楽しく無理なく音楽の学習効果を上げられる、「目から鱗の指導法」をお伝えします。たとえば、
♪0歳からの身体反応や指遊びなどで、成長後の音楽活動のための
基礎的な動きを身につけられるようにするカリキュラム作り。
♪気持ちよくちょうどよい声で、楽しく歌えるように導く、身体の
仕組みのお話。
♪みんながうまくできるような声のかけ方。小さなステップを用意
して褒めるチャンスを作る指導法。
♪音楽遊びの延長で、「もう一回やりたい」「もっとむずかしい曲
に挑戦したい」という声を引き出し、全員の力をのばす指導法。
♪全員にスポットライトが当たるチャンスを作る編曲法。
♪知っているようで知らない、打楽器の持ち方・鳴らし方。
また打楽器の効果的な使い方。
♪鍵盤ハーモニカを吹奏楽器として扱い、無理なく練習できるよう
にする指導法(ただし、ピアノと同じようには吹けません)。
などなど。他のご要望にも応じますので、何なりとご相談下さい。
出張研修・指導
保育園・幼稚園の園児対象の音楽教室、園の先生方対象の音楽研修、保護者の方対象の音楽研修。
子どもたちが無理することなく、遊びやゲーム感覚で歌や鍵盤ハーモニカなどに親しんでいく方法、毎日の生活の中で知らず知らずのうちに力をつけていく方法など、長年、保育園で音楽教室を続けている中で、効果的で喜ばれている方法をお伝えします。
園の先生方向けの研修は、[指導者のためのレッスン]もご参照下さい。
● 音楽好きな方のあつまり・コーラスやアンサンブル指導
気持ちの良い響きを楽しみながら、音や心を合わせる喜びを感じられるような指導をいたします。